モバイル通信モジュールの動作温度範囲とは
先ず結論からお伝えすると、モバイル通信モジュールの選定時には「動作温度範囲の確認」が重要です。
この記事は自社の商品・サービスにモバイル通信機能の追加を検討されている方に向けて、モバイル通信モジュールの「動作温度範囲」とは何か。なぜ重要なのか、具体的にどうすればよいのかをお伝えします。
「動作温度範囲」とは
モバイル通信モジュールの「動作温度範囲」とはモジュールの動作が保証される温度範囲のことです。
モジュールメーカーによって仕様化されています。
元になる温度範囲は3GPPならびに電波法でも定められており、各社ともそれを守るかたちで仕様化しています。
「動作温度範囲の確認」を行う理由
モバイル通信モジュールは動作時の温度が上下すると送信出力や周波数の精度に偏差が生じます。
「動作温度範囲」内ではその偏差が基準内におさまることをモジュールメーカーが保証しています。
一定の環境化で正しく動作することを電波法でも求められています。
そのため、利用する用途が「動作温度範囲」におさまることを事前に確認しておく必要があります。
「動作温度範囲の確認」の方法
モバイル通信モジュールの「動作温度範囲」は仕様書で確認できます。
動作温度は利用する環境・気温に影響を受けますが、それ以外にも端末内部の温度上昇にも影響を受けます。
モバイル通信モジュール自体も発熱します。
また、モジュールの近くの空間の大きさや発熱する部品が近くにある場合も端末内部の温度が上昇しますのでこれらのことにも注意しましょう。
またはそれらを含めて無線設計の経験がある開発会社へ依頼するのが確実です。
モバイル通信モジュールの「動作温度範囲の確認」は重要
改めて、モバイル通信モジュールの選定時には「動作温度範囲の確認」が重要
株式会社ジェネタスでは、モジュール製品をアンテナとともに最適化して基板に実装した製品・サービスなども提供しています。
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