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モバイル通信モジュールのアンテナは何を選択すべきか

先ず結論からお伝えすると、モバイル通信モジュールのアンテナ選択時には「性能とコストのバランス」の確認が重要です。

この記事は自社の商品・サービスにモバイル通信機能の追加を検討されている方に向けて、アンテナの選択において確認すべき「性能とコストのバランス」とは何か。なぜ重要なのか。具体的にどう確認すればよいのかなどをお伝えします。

尚、アンテナは「技術基準適合証明」が取得されていることが前提となります。

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「性能とコストのバランス」とは

モバイル通信モジュールはほとんどの場合、別途アンテナを準備する必要があります。
基本的にモバイル通信モジュールのメーカーが技術基準適合証明を取得したアンテナから選択することになります。

アンテナの種類には性能を重視した外付けタイプと小型化を重視した内蔵タイプに大別されます。
外付けタイプが良い性能を得られやすいですが、コストは高くなります。

できるだけコストをかけずに必要な性能を引き出すことが「性能とコストのバランス」を考慮するということです。

アンテナ選択時に「性能とコストのバランス」を確認する理由

「性能とコストのバランス」を確認する際にはアンテナのタイプによる特徴を把握しておく必要があります。

アンテナのタイプによる特徴を把握したうえで製品のコンセプトにあったアンテナを選択することが重要です。

アンテナのタイプによる特徴が把握できていないと製品のコンセプトに必要とされる通信モジュールの性能を引き出せなかったり、必要以上にコストをかけてしまうということになりかねません。

アンテナ選択時に「性能とコストのバランス」を確認する方法

アンテナ選択時に「性能とコストのバランス」を確認する方法は以下となります。

  1. 製品コンセプトに沿った選択
    製品が達成すべき目的・利用環境・設置環境など
  2. 製品の製造数量
    大量生産品か少量生産品か

例えば1. がGPSトラッカーのようなにモビリティと携帯性を重視されるようなもので2. が大量生産でコストを抑えたい、という場合は製品の形状に合わせてカスタムの板金アンテナを開発し調達するのが良い場合もあります。
カスタムが最善、と考えた場合にそれにかかる開発費と金型代などの初期費用の投資額の回収が見込めない場合は汎用品から選択することになります。

汎用品でも板金タイプ、SMDタイプ、PCBタイプ、FPCタイプなど製品コンセプトに適合するものを評価する必要があります。
無線性能をそこなわないようにアンテナ選択・配置を行うにはアンテナ製品のメーカーからの推奨品を紹介してもらい、実装検討した図面の確認を依頼する、という方法があります。

またはそれらを含めて無線設計の経験がある開発会社へ依頼するのが確実です。

アンテナ選択時には「性能とコストのバランス」を確認しよう

改めて、モバイル通信モジュールのアンテナ選択時には「性能とコストのバランス」を確認するのが重要

株式会社ジェネタスでは、モジュール製品をアンテナとともに最適化して基板に実装した製品・サービスなども提供しています。
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