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モバイル通信におけるステータス確認とは

先ず結論からお伝えすると、モバイル通信端末の評価を行ううえで「ステータス確認」を行うのが重要です。

この記事は自社の商品・サービスにモバイル通信機能の追加を検討されている方に向けて、モバイル通信における「ステータス確認」とは何か。なぜ重要なのか、具体的にどうすればよいのかをお伝えします。

「ステータス確認」とは

「ステータス確認」とは一般的にはレストランや交通機関の予約状況を確認する場合に「ステータスを確認する」といった使い方をされています。

モバイル通信における「ステータス確認」とは「端末とネットワークの接続状態を確認すること」です。

「ステータス確認」を行う理由

モバイル通信端末の評価時に期待通り動作しない現象が起きたとします。
現象の調査はログ取得により確認するのが一般的です。
ログを取得ながら現象を再現させて原因を特定することになります。

原因がネットワーク側の状態との因果関係によるものなのか、そうでないのかを切り分けるために「ステータス確認」を行う必要があります。

「ステータス確認」の方法

「ステータス確認」はATコマンドの発行によりログとして取得できます。

取得したいステータス、例えば電波強度、接続している基地局の情報、通信に使用している周波数など必要に応じてATコマンドを発行して取得します。
ステータスを取得するATコマンドは標準化されているもの、モジュールメーカーが独自に拡張して準備しているものがあります。
ステータスを取得するための実装についてはモジュールメーカーに相談するのが良いでしょう。

またはそれらを含めて無線設計の経験がある開発会社へ依頼するのが確実です。

モバイル通信端末の評価時には「ステータス確認」をしよう

改めて、モバイル通信端末の評価を行ううえで「ステータス確認」を行うのが重要

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