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LTEのカテゴリーは何を選択すべきか

先ず結論からお伝えすると、IoTシステムの構築においてモバイル通信を付加する場合「LTEのカテゴリーは何を選択すべきか」吟味が必要です。

この記事は自社の商品・サービスにモバイル通信機能の追加を検討されている方に向けて、「LTEのカテゴリー」とは何か。なぜ重要なのか。具体的にどう確認すればよいのかなどをお伝えします。

「LTEのカテゴリー」とは

「LTEのカテゴリー」とは通信性能の違いを表すものです。
その仕様は3GPPという携帯電話の標準規格を策定するプロジェクトにより定められています。
UE Cat.4(User Equipment Category 4)などと表記されます。
User Equipmentとはユーザー機器=端末機のことで、現在はUEを省略してCat.4と表記されることがあります。

「LTEのカテゴリー」を確認する理由

IoTに利用する「LTEのカテゴリー」は主に以下のものがあります。

  • Cat.4
  • Cat.1
  • Cat.M1
  • Cat.NB1

「LTEのカテゴリー」は数字が大きいほど高速通信に対応しています。
但し、高速通信が可能なチップセット・通信モジュールはその分高価です。
最適な仕様の「LTEのカテゴリー」を選択することで提供するIoTサービスのコストを最適化する必要があります。

「LTEのカテゴリーは何を選択すべきか」を確認する方法

「LTEのカテゴリーは何を選択すべきか」を確認する方法は以下となります。

  1.  製品コンセプトに沿った選択
    ・送信するデータの容量・送信間隔・電源供給方法
  2.  通信事業者のサービス選択
    ・「LTEのカテゴリー」に対応しているか
    ・通信コスト・付加サービス
  3. 「LTEのカテゴリー」の決定

例えば1. が容量の大きな画像ファイルを一定間隔で送信とスリープを繰り返すようなカメラ端末であれば速度重視のCat.4とCat.1を候補とします。

2. はCat.4とCat.1対応のIoTプランで月あたりのデータ量にあわせた料金プランを選択します。

3. は送信にかかる時間の端末電力消費と電源供給の運用方法などの条件からCat.1にするかCat.4にするか、などと決定していきます。

1回あたりのデータ通信量とデータ送信頻度でおおよその目星はつけることができますが、一概に決めることはできません。
可能な限りの情報を並べて検討する必要があります。

またはそれらを含めて無線設計の経験がある開発会社へ依頼するのが確実です。

「LTEのカテゴリーは何を選択すべきか」吟味しよう

改めて、IoTシステムの構築時に「LTEのカテゴリーは何を選択すべきか」を確認するのは重要

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