海外向け製品にモバイル通信モジュールを採用するには
先ず結論からお伝えすると、海外向け製品にモバイル通信モジュールを採用するには「現地の認証取得・周波数に対応していること」の確認が重要です。
この記事は自社の商品・サービスにモバイル通信機能の追加を検討されている方に向けて、海外向け製品にモバイル通信モジュールを採用する際に確認すべき「現地の認証取得・周波数に対応していること」とは何か。なぜ重要なのか。具体的にどう確認すればよいのかなどをお伝えします。
「現地の認証取得・周波数に対応していること」とは
海外でモバイル通信モジュールを組み込んだ機器を利用するには、日本における電波法と同様に各国の現地の法規制・通信事業者による認証などに対応させる必要があります。
「現地の認証取得・周波数に対応していること」を確認する理由
「現地の認証取得・周波数に対応していること」を確認せずに機器を持ち込んで利用すると法令に反した場合、現地当局から罰せられる可能性があります。
「現地の認証取得・周波数に対応していること」を確認する方法
まず、対応させたい仕向国向けの認証取得・周波数対応がされているかモバイル通信モジュールのメーカーに確認しましょう。
大手のモバイル通信モジュールメーカーではグローバルに対応した製品や各国向けに対応したピンコンパチ品(同一フットプリントで基板を共有化できる製品)が準備されていることがあります。
対応しているモバイル通信モジュールに加えて現地の周波数に対応可能なアンテナの選定も必要となります。
無線性能をそこなわないようにアンテナ選択・配置を行うにはモジュール製品のメーカーからの推奨品を紹介してもらい、実装検討した図面の確認を依頼する、という方法があります。
またはそれらを含めて無線設計の経験がある開発会社へ依頼するのが確実です。
海外向け製品にモバイル通信モジュールを採用する際には「現地の認証取得・周波数に対応していること」を確認しよう
改めて、海外向け製品にモバイル通信モジュールを採用するには「現地の認証取得・周波数に対応していること」の確認が重要
株式会社ジェネタスでは、モジュール製品をアンテナとともに最適化して基板に実装した製品・サービスなども提供しています。
詳しい製品資料は、以下のページからダウンロードいただけます。
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