フラッシュメモリの書き換え回数の上限とは
先ず結論からお伝えすると、モバイル通信機器のフラッシュメモリの制御では「書き換え回数の上限」に注意が必要です。
この記事は自社の商品・サービスにモバイル通信機能の追加を検討されている方に向けて、フラッシュメモリの「書き換え回数の上限」とは何か。なぜ重要なのか、具体的にどうすればよいのかをお伝えします。
「フラッシュメモリ」とは
「フラッシュメモリ」とは、半導体による記憶装置で繰り返し書き換えが可能で、電源を切っても記憶内容が消えない不揮発性メモリです。
モバイル通信機器では機器の設定情報などを書き込むのに利用しています。
「書き換え回数の上限」を確認する理由
フラッシュメモリは書き換えが可能ですが、書き換えできる回数には上限があります。
書き換え回数の上限に近づくに従い素子の劣化が進み、最終的にはデータ保存が出来なくなります。
フラッシュメモリに設定情報等が保存出来なくなると通信機器として動作出来なくなります。
フラッシュメモリの部品の仕様、製品の利用シーンから製品寿命に合わせた選定と使い方をする必要があります。
「書き換え回数の上限」の確認方法
フラッシュメモリの「書き換え回数の上限」は仕様書で確認できます。
フラッシュメモリは特定の領域に集中して書き込みを行うとその部分の劣化が進みます。
そのため、書き換えを同じ領域に集中させないような制御をソフトウェアで行う必要があります。
制御は「ウェアレベリング」などの方法があり、デバイスによって推奨の制御があるため仕様を確認しましょう。
またはそれらを含めて無線設計の経験がある開発会社へ依頼するのが確実です。
フラッシュメモリの「書き換え回数の上限」確認は重要
改めて、モバイル通信機器のフラッシュメモリの制御では「書き換え回数の上限」に注意が必要
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