モバイル通信端末のフィールドテストとは

先ず結論からお伝えすると、モバイル通信端末の評価では「フィールドテスト」を行うことが重要です。
この記事は自社の商品・サービスにモバイル通信機能の追加を検討されている方に向けて、モバイル通信端末の評価で行うべき「フィールドテスト」とは何か。なぜ重要なのか、具体的にどう確認すればよいのかをお伝えします。
「フィールドテスト」とは
モバイル通信端末の性能評価で実際の基地局との通信を確認することをフィールドテストと呼びます。
フィールドテストではモバイル通信端末のユースケースを想定した確認を実環境で行います。
開発したモバイル通信端末が期待通りの通信・動作ができることを確認するのが「フィールドテスト」です。
「フィールドテスト」を行う理由
モバイル通信端末と基地局との通信環境は場所・時間によって一定ではありません。
技術基準適合証明を取得している通信モジュールとアンテナの組み合わせで開発したモバイル通信端末であっても、なんらかの要因で性能を引き出せていない可能性もありえます。
お客さんが利用する段階になって不具合が検出された場合、ご迷惑をおかけするのはもちろん、修正のためのコストもかさみます。
「フィールドテスト」ではそのような端末起因による性能劣化が無いかを確認します。
「フィールドテスト」の方法
想定されるユースケースにおいて実動作をさせながら機能が正常かどうかを確認していきます。
移動しながら利用される端末の場合は市街地・ビルが密集している環境、山間部など想定される移動手段・車や電車で移動しながら確認を行います。
天候や時間帯による通信回線の混み具合によっても条件が異なりますので想定される複数パターンを実施するのが良いでしょう。
「フィールドテスト」を効率良く行うにはモバイル通信端末の動作ログを採取することも効果的です。
またはそれらを含めて無線設計の経験がある開発会社へ依頼するのが確実です。
モバイル通信端末の評価では「フィールドテスト」を充分に行おう
改めて、モバイル通信端末の使用時には「フィールドテスト」を充分に行うのが重要
株式会社ジェネタスでは、モジュール製品をアンテナとともに最適化して基板に実装した製品・サービスなども提供しています。
詳しい製品資料は、以下のページからダウンロードいただけます。
※ダウンロードの際、フォームに必要事項をご入力いただく必要がございます。