センサーデータ可視化の注意点

先ず結論からお伝えすると、センサーデータを時系列に可視化表示する際には「データ集約機能」を確認することが重要です。
この記事は自社の商品・サービスにIoTシステムの追加を検討されている方に向けて、センサーデータの可視化で確認すべき「データ集約機能」とは何か。なぜ重要なのか、具体的にどう確認すればよいのかをお伝えします。
「データ集約」とは
ここでの「データ集約」とは、取得したセンサーデータを時系列グラフ表示を行う際にある期間の平均値を表示することを指しています。
例えば、10秒毎に5、3、7と受信したデータを30秒単位をグループ化した場合には、30秒で平均の ”5” という値を表示することになります。
「データ集約機能」を確認する理由
センサーデータの収集はモノの状態を監視する目的の場合が多いです。
通常は正確に現在の状態を把握するために「データ集約機能」は使用しません。
例えばドアの開閉をセンシングする場合に30秒で複数回開閉した場合、現時点の開閉状態がわからなくなる場合があります。
リアルタイム性を要求されるデータであればあるほど「データ集約機能」は利用しないのが無難でしょう。
「データ集約機能」の確認方法
利用する可視化プラットフォームの表示設定で確認できます。
例えばセンサーデータをビジュアル的に第三者へのアピールとしてサイネージ等に表示する場合は「データ集約機能」を利用するのが良いでしょう。
温湿度の変化などを表示する場合、なめらかな曲線で表現することができます。
センサーデータの値を扱う目的にあわせて「データ集約機能」を設定しましょう。
またはそれらを含めてIoTシステム設計の経験がある開発会社へ設計を依頼するのが確実です。
「データ集約機能」を確認しよう
改めて、IoTシステムにおけるセンサーデータの可視化で「データ集約機能」の確認は重要
株式会社ジェネタスでは、モジュール製品をアンテナとともに最適化して基板に実装した製品・サービスなども提供しています。
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