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同軸ケーブル接続アンテナの注意点

先ず結論からお伝えすると、IoTセンシングで同軸ケーブル型のアンテナ採用時は「コネクタ外れ」に注意が必要です。

この記事は自社の商品・サービスのIoT化を検討されている方に向けて、同軸ケーブル接続アンテナを採用する際に注意すべき「コネクタ外れ」とは何か。なぜ重要なのか。具体的にどう確認すればよいのかなどをお伝えします。

「コネクタ外れ」とは

同軸ケーブル接続アンテナは基板側にオス、アンテナ側にメスのコネクタで接続されます。

このコネクタは軸の中央を揃えて平行に挿入し「カチッ」と差し込む必要があります。

挿入する際に斜めに押し込んだりすると挿入が不完全で「コネクタ外れ」状態になることがあります。

「コネクタ外れ」に注意する理由

「コネクタ外れ」状態になると通常の通信が出来ません。

BLEやZigbeeなどのPAN(personal area network)でセンサーネットワークを構築している場合に「コネクタ外れ」が発生した場合、ほぼ通信できなくなるでしょう。

「コネクタ外れ」を確認する方法

センシングの現地に設置する前に動作確認をしましょう。

センサーからRSSIを取得して正しい電波強度でデータ送信されているかを確認します。
設置・運用の過程で途中からデータ送信が出来なくなった場合も「コネクタ外れ」を確認しましょう。

PoCなどで手作り品のような端末でデータ取得を行う場合は電池交換などの作業時に意図せず「コネクタ外れ」が発生する可能性があります。
目的とするセンシング内容と運用におけるメンテナンス性の考慮には充分な検証が必要です。
特に第三者による運用が入る場合は不用意に「コネクタ外れ」が発生しないように考慮して設計することが肝要です。

またはそれらを含めて経験がある開発会社へ依頼するのが確実です。

IoTセンシングで同軸ケーブル型のアンテナ採用時は「コネクタ外れ」に注意しよう

改めて、IoTセンシングで同軸ケーブル型のアンテナ採用時は「コネクタ外れ」に注意することが重要

株式会社ジェネタスでは、モジュール製品をアンテナとともに最適化して基板に実装した製品・サービスなども提供しています。
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