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IoTにおける定期送信とは

先ず結論からお伝えすると、IoTシステムの構築に際して「定期送信」の設定は重要です。

この記事は自社の商品・サービスにIoTを検討されている方に向けて、IoTにおける「定期送信」とは何か。なぜ重要なのか、具体的にどうすればよいのかをお伝えします。

「定期送信」とは

「定期送信」とはIoTシステムのセンサー等の端末側から一定周期の間隔でデータを送信することです。

例えば1分に1回データを送信するとか、1日の決まった時間に1回データを送信するなどです。

「定期送信」以外になんらかのイベントをきっかけにデータ送信を行うことを「トリガー送信」などと表現されます。

「定期送信」を行う理由

温度や湿度などのデータを一定間隔で取得する場合に「定期送信」を行います。

また、データ取得以外の目的でも「定期送信」を行うことがあります。
センサー等の端末側とゲートウェイやサーバー間の接続が正常かを定期的に確認する場合にも「定期送信」を行います。

「定期送信」の設定方法

「定期送信」の間隔設定はIoTシステムの要件によりますが、ハードウェア構成や通信方式の選択にも依存するため充分な検討が必要です。
電池駆動の端末の場合は電池の持ち・電池交換運用などを考慮した間隔設定が必要になります。
更に、不定期な「トリガー送信」と「定期送信」を組み合わせる場合にも「トリガー送信」の頻度・時間帯によるイベント発生などを考慮して「定期送信」の間隔を設定する必要があります。

一般的に電池を長持ちさせたい運用の場合はできるだけ間隔を長く、外部電源が安定供給されていてリニアな変化を検出したい場合は間隔を短く設定するのが良いでしょう。
間隔を短くする場合はデータ通信のコストも検討が必要となります。

またはそれらを含めて無線設計の経験がある開発会社へ依頼するのが確実です。

IoTシステム構築時は「定期送信」間隔を考慮しよう

改めて、IoTシステムの構築に際して「定期送信」の間隔設定は重要

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