IoTにおける動態検知のパラメーター設定とは
先ず結論からお伝えすると、カメラを使用して動態検知を行うIoTシステム構築する場合は「動態検知のパラメーター設定」が重要です。
この記事は自社の商品・サービスにIoT機能の追加を検討されている方に向けて、カメラを利用した動態検知を構築する時に確認すべき「パラメーター設定」とは何か。なぜ重要なのか、具体的にどう確認すればよいのかをお伝えします。
「動態検知」とは
動態検知とは動くものに反応することです。
カメラを使ったIoTシステムではカメラが捉えている画像に変化が生じた場合に通知を行う防犯カメラのようなシステムや、変化が起こった後の状態を撮影し、写真を送信するなどのシステムに利用されます。
「動態検知のパラメーター設定」を確認する理由
動態検知の目的に合わせて「動態検知のパラメーター設定」を行う必要があります。
例えば、トレイに書類が入れられたときに写真を撮影してメールで通知するシステムの場合、入れられた書類が何か写真から把握出来るようにしたいという目的になります。
「動態検知のパラメーター設定」がうまく調整出来ないと書類を入れた人の手が映り込んだり、ぶれた画像が撮影されたりして目的が達成出来なくなります。
「動態検知のパラメーター設定」の確認方法
「動態検知のパラメーター設定」は採用するソフトウェアによって確認方法が異なります。
ここではRaspberry Piに「Motion」というソフトウェアを使用した場合の例で説明します。
「Motion」では「Threshhold」というパラメーターを調整します。
「Threshhold」は動態検知を判定する画素数の変化量を設定するパラメーターです。
値を大きくすると検出精度がにぶくなり、値を小さくすると光の変化などにも反応するように敏感になり、誤検出が増えます。
「動態検知のパラメーター設定」は実際に設置する場所で、利用される環境を整えて(実利用時の通りに照明をつけるなどして)実施する必用があります。
また、動態を検知した後のピントの合った静止画を撮影するためには、検出した瞬間から一拍時間を空けて撮影するのもポイントです。
安定して目標とする動作になるまで「動態検知のパラメーター設定」を調整しましょう。
またはそれらを含めて経験がある開発会社へ設計・評価を依頼するのが確実です。
「動態検知のパラメーター設定」を調整しよう
改めて、カメラを使用して動態検知を行うIoTシステム構築する場合は「動態検知のパラメーター設定」が重要
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