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モバイル通信モジュールとMCU接続の注意点

先ず結論からお伝えすると、モバイル通信モジュールとMCUとの接続を検討する際には「レベル変換IC」を確認するのが重要です。

この記事は自社の商品・サービスにモバイル通信機能の追加を検討されている方に向けて、モバイル通信モジュールとMCU接続の際に確認すべき「レベル変換IC」とは何か。なぜ重要なのか、具体的にどう確認すればよいのかをお伝えします。

「レベル変換IC」とは

「レベル変換IC」とは、異なる信号レベルのI/Oを接続する必要がある場合に利用するものです。

誤動作の防止や接続するデバイスが損傷しないように、双方のI/Oに適した信号レベルに変換するICです。

「レベル変換IC」を確認する理由

モバイル通信モジュールのI/O電圧はMCUでよくみられる3.3V系でない場合が多いです。
そのため、モバイル通信モジュールとMCUの間に電圧変換を行う「レベル変換IC」を配置する必要があります。
モバイル通信モジュールに使用する「レベル変換IC」は誤動作が生じないように適したものを選択する必要があります。

「レベル変換IC」の確認方法

「レベル変換IC」の選定に際して、モバイル通信モジュールのドキュメントを参照し、推奨デバイスを確認しましょう。

推奨デバイスはモバイル通信モジュールのメーカーで動作確認を行っているものですので、安定した動作が期待できます。
ドキュメントに推奨デバイスが見当たらない場合はモバイル通信モジュールのメーカーに問い合わせするのがよいでしょう。

またはそれらを含めて端末設計の経験がある開発会社へ設計・評価を依頼するのが確実です。

「レベル変換IC」は推奨品を選定しよう

改めて、モバイル通信モジュールとMCUとの接続を検討する際には「レベル変換IC」を確認するのが重要

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