USB-UART変換器の選定ポイント
先ず結論からお伝えすると、モバイル通信端末のデバッグで使用するUSB-UART変換器は「複数チャンネル対応」が便利です。
この記事は自社の商品・サービスにモバイル通信機能の追加を検討されている方に向けて、モバイル通信端末のデバッグで使用するUSB-UART変換器の選定ポイントとなる「複数チャンネル対応」とは何か。なぜ重要なのか、具体的にどう確認すればよいのかをお伝えします。
「複数チャンネル対応」とは
USB-UART変換器の「複数チャンネル対応」とは1個の変換器と1つのUSBケーブルでのPC接続で複数チャンネルに分岐したUARTポートと独立した通信が可能なデバイスです。
「複数チャンネル対応」が良い理由
モバイル通信モジュールには複数のUARTポートを持つものがあります。
UARTポートのTXDとRXDをモニターする時は2つのUARTポートが必要となります。
「複数チャンネル対応」変換器の場合、PCに認識されるCOMポート番号が連番となるため、各UART端子の対応がわかりやすくなります。
また、複数の変換器をつなぐより、接続もスッキリします。
「複数チャンネル対応」の選定方法
弊社では英国のFuture Technology Devices International Limited(FTDI)のモジュールを利用しています。
デバッグ対象のボードに合わせて専用ボード化するのも良いでしょう。
またはそれらを含めて端末設計の経験がある開発会社へ設計・評価を依頼するのが確実です。
モバイル通信端末のデバッグで使用するUSB-UART変換器は「複数チャンネル対応」を選定しよう
改めて、モバイル通信端末のデバッグで使用するUSB-UART変換器は「複数チャンネル対応」が便利
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