水没シールの配置について

先ず結論からお伝えすると、モバイル通信端末のハードウェア設計において「水没シール」の配置検討は重要です。
この記事は自社の商品・サービスにモバイル通信機能の追加を検討されている方に向けて、「水没シール」とは何か。なぜ重要なのか。具体的にどう確認すればよいのかなどをお伝えします。
「水没シール」とは
「水没シール」とは水分を感知すると色が変化することで水没・水の侵入があったことを確認出来るシールです。
白から赤に変わるシールの場合、乾いても色は赤から戻らない不可逆な性質となっています。
「水没シールの配置」を検討する理由
モバイル通信端末はその名の通り移動可能なものです。
移動しながら使う用途のものは雨などにさらされたり、水まわりで利用される可能性もあります。
位置を固定して設置する端末もありますが、屋外に設置するものの場合、やはり雨風にさらされるためその対策が必要になります。
防水や耐水の対策は設計上もりこむとしても、設置や保守の際に水がかかり機器の故障の原因となるリスクは避けられません。
機器に異常が生じたときに水による異変がなかったかを確認するために必要と思われる箇所に「水没シールの配置」を検討します。
「水没シールの配置」を確認する方法
端末本体になんらかのものを接続する端子がある場合、その端子部分から水が浸入する可能性があります。
例えば外部アンテナ端子やUSBポートなど、穴の開いている部分の近くの内部に「水没シールの配置」を行うのが良いでしょう。
端末の内部構成が複数のモジュール・ユニットに分かれている場合、必要に応じてその単位で「水没シールの配置」を行うのも良いでしょう。
またはそれらを含めて無線設計の経験がある開発会社へ依頼するのが確実です。
「水没シールの配置」を検討しよう
改めて、モバイル通信端末のハードウェア設計において「水没シール」の配置検討は重要
株式会社ジェネタスでは、モジュール製品をアンテナとともに最適化して基板に実装した製品・サービスなども提供しています。
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