内蔵アンテナ採用時に考慮すべきこと
先ず結論からお伝えすると、モバイル通信モジュールに内蔵アンテナを採用する際には「アンテナの配置」を考慮するのが重要です。
この記事は自社の商品・サービスにモバイル通信機能の追加を検討されている方に向けて、内蔵アンテナの採用において考慮すべき「アンテナの配置」とは何か。なぜ重要なのか。具体的にどう確認すればよいのかなどをお伝えします。
「アンテナの配置」とは
モバイル通信モジュールはほとんどの場合、別途アンテナを準備する必要があります。
基本的にモバイル通信モジュールのメーカーが技術基準適合証明を取得したアンテナから選択することになります。
アンテナの種類には性能を重視した外付けタイプと小型化を重視した内蔵タイプに大別されます。
内蔵アンテナは他の部品と一緒に筐体に組み込まれますが、その際に性能が劣化しにくい場所・位置に「アンテナの配置」を行う設計が必要です。
「アンテナの配置」を確認する理由
アンテナは水滴などの水分によっても性能が変化するようなデリケートな部品です。
当然人体の影響も受けますので、例えばスマートフォンなどの場合も大抵は手で握られる部分ではなく上下の端に実装されています。
また、一緒に組み込まれる通信モジュールを含めた電子部品から生じるノイズの影響を受ける場合もあるため、他の部品との位置関係も考慮が必要です。
「アンテナの配置」を間違えると通信モジュールの性能を引き出せません。
「アンテナの配置」を確認する方法
無線性能をそこなわないように「アンテナの配置」を行うには、選定したアンテナの仕様に従った実装検討を行い、アンテナメーカーに実装検討した図面の確認を依頼する、という方法があります。
またはそれらを含めて無線設計の経験がある開発会社へ依頼するのが確実です。
内蔵アンテナ選択時には「アンテナの配置」を確認しよう
改めて、内蔵アンテナ選択時には「アンテナの配置」を確認するのが重要
株式会社ジェネタスでは、モジュール製品をアンテナとともに最適化して基板に実装した製品・サービスなども提供しています。
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