モバイル通信端末のRSSIとは
先ず結論からお伝えすると、モバイル通信モジュールを利用した端末の評価では「RSSI」を確認することが重要です。
この記事は自社の商品・サービスにモバイル通信機能の追加を検討されている方に向けて、モバイル通信端末の評価で確認すべき「RSSI」とは何か。なぜ重要なのか、具体的にどう確認すればよいのかをお伝えします。
「RSSI」とは
「RSSI」とは「Received Signal Strength Indicator」の略称で、モバイル通信端末が受信しているLTE信号やノイズなど含めた信号の強さを表すパラメータです。
Wi-Fiなど他の通信端末でも使用されているため、耳にしたことがある方も多いでしょう。
モバイル通信端末がアンテナで受信したノイズなどを含めた信号の強さを表すのが「RSSI」です。
「RSSI」を確認する理由
「RSSI」の値を見ることで簡易的にモバイル通信端末が信号を受信できていることを確認できます。
例えばアンテナが正しく接続されていない端末は正しく接続されているものに比べて低い値を示します。
「RSSI」を確認する方法
モバイル通信モジュールを利用した端末の「RSSI」の確認方法はモバイル通信端末とパソコンを接続してターミナルソフトからATコマンドを送信・応答にて値を取得できます。
製造工程など測定器と対向させシールドボックスなど外的影響を受けない環境で確認する場合は再現性の高い値が取得できます。
一方、実際の基地局と通信している状態で「RSSI」を取得すると周辺の加入者数や時間帯などの環境によって値が変動する場合があります。
実際の基地局との通信で「RSSI」を確認する必要がある場合は基準器との比較や複数回の取得、または環境変化の起きにくい場所で実施するなど手順の工夫・考慮が必要です。
またはそれらを含めて無線設計の経験がある開発会社へ工程設計を依頼するのが確実です。
モバイル通信端末の評価では「RSSI」を確認しよう
改めて、モバイル通信モジュールを利用した端末の評価では「RSSI」を確認するのが重要
株式会社ジェネタスでは、モジュール製品をアンテナとともに最適化して基板に実装した製品・サービスなども提供しています。
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