EnOceanのゲートウェイを設置する際の注意点

先ず結論からお伝えすると、EnOceanのゲートウェイを利用してIoTシステムを構築する際には「ホワイトリスト」の運用を確認することが重要です。
この記事は自社の商品・サービスにIoTシステムの追加を検討されている方に向けて、EnOceanのゲートウェイを利用してIoTシステムを構築する際に確認すべき「ホワイトリスト」とは何か。なぜ重要なのか、具体的にどう確認すればよいのかをお伝えします。
「ホワイトリスト」とは
EnOceanのセンサーIDをあらかじめ登録するリストを「ホワイトリスト」といいます。
ゲートウェイに「ホワイトリスト」を登録し、「ホワイトリスト」に登録されたセンサーIDのみを選別して受信します。
「ホワイトリスト」の運用をする理由
「ホワイトリスト」運用を行わない場合、ゲートウェイが受信できる範囲にあるすべてのEnOceanセンサーのデータを受信します。
ゲートウェイはセンサーから受信したデータを上位のサーバー等に送信する役割の装置です。
「ホワイトリスト」運用を行わない場合、同じ場所に自分達が構築したセンサー以外のEnOceanシステムが運用されていた場合、関係の無いデータも上位に転送してしまいます。
必要の無いデータを送信すると、データ通信量が増えて余分なコストが発生する可能性があります。
ただし、管理が行き届いた設置環境で他にEnOceanのシステムが無い場合は「ホワイトリスト」運用を行わないことでセンサーの入れ替えなどが柔軟に行えることがメリットとなる場合もあります。
「ホワイトリスト」の確認方法
利用するゲートウェイの仕様で確認しましょう。
あらかじめ設定する必要がある場合が多いため、事前に設置するEnOceanデバイスのセンサーIDを準備する必要があります。
設置場所で行うのでは無く、事前にキッティング作業を行ってから設置するのが良いでしょう。
またはそれらを含めてIoTシステム構築の経験がある会社へ依頼するのが確実です。
「ホワイトリスト」の運用を確認しよう
改めて、EnOceanのゲートウェイを利用してIoTシステムを構築する際には「ホワイトリスト」の運用を確認することが重要
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