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ゲートウェイに有線のセンサ−を接続する際の注意点

先ず結論からお伝えすると、ゲートウェイと有線接続するセンサーを利用したIoTシステムを構築する場合、「フォトカプラ」の実装を行うのが重要です。

この記事は自社の商品・サービスにモバイル通信機能の追加を検討されている方に向けて、有線センサーを接続するゲートウェイに実装すべき「フォトカプラ」とは何か。なぜ重要なのか、具体的にどう確認すればよいのかをお伝えします。

「フォトカプラ」とは

「フォトカプラ」とは絶縁された入力側と出力側の回路を光信号で結合する電子素子です。
発光素子はLEDで、入力された電気信号を光に変換します。
受光素子はフォトトランジスタで、光を再び電気信号へ戻し、出力側の回路へ伝達するという仕組みです。

「フォトカプラ」を実装する理由

「フォトカプラ」は入力側と出力側が絶縁されているのが特徴です。
絶縁性が高いことでノイズの影響を受けにくくなり、隣接した回路からの影響も受けにくくなります。
有線のセンサーを長い配線でゲートウェイのMCUに直接接続すると配線が長くなるほどノイズの影響を受けやすくなります。
そこで有線の配線を受ける入り口に「フォトカプラ」を実装することでノイズの混入による誤動作を防止します。

「フォトカプラ」の実装方法

「フォトカプラ」にマグネットスイッチなどの接点出力のセンサーを接続する場合、まず接続するセンサーが通常時にオン(オープン)なのかオフ(クローズ)なのかを確認し、接続するMCUのソフトウェアの入力判定に反映させましょう。
また、MCUに接続するための出力側の電気的特性も選定する「フォトカプラ」のデータシートで確認しましょう。

またはそれらを含めて端末設計の経験がある開発会社へ設計・評価を依頼するのが確実です。

有線センサーを接続するゲートウェイには「フォトカプラ」を実装しよう

改めて、ゲートウェイと有線接続するセンサーを利用したIoTシステムを構築する場合、「フォトカプラ」の実装を行うのが重要

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