カメラIoTによる定点観測の注意点
先ず結論からお伝えすると、カメラを使用して定点観測を行うIoTシステムを構築する場合は「カメラの画角」が重要です。
この記事は自社の商品・サービスにIoT機能の追加を検討されている方に向けて、カメラを利用した定点観測システムを構築する時に確認すべき「画角」とは何か。なぜ重要なのか、具体的にどう確認すればよいのかをお伝えします。
「画角(がかく)」とは
「画角(がかく)」とはカメラで撮影した写真に写る範囲を角度であらわしたものです。
広角レンズほど画角が広く、望遠レンズほど画角が狭くなります。
一般的なカメラの場合、画角が60°以上のレンズが広角レンズ、45°前後が標準レンズ、30°以下のものを望遠レンズと区分されています。
「画角」を確認する理由
定点観測の目的に合わせて「画角」を設定する必要があります。
前述の通り画角はレンズによって決まります。
撮影対象物の変化点を把握しやすい画角にする必要があります。
IoTシステムに用いるカメラは単焦点レンズ(ズーム機能が無いレンズ)の場合が多いため、開発段階で用途に合わせたレンズの組み合わせを検討する必要があります。
「画角」の確認方法
「画角」はカメラの仕様で確認できます。
撮影対象物が数十cmなどの近距離の場合は160°などの広角レンズで撮影する必要があります。
レンズの選択が出来るカメラを採用するのが良いでしょう。
広角であるほど設置の条件もシビアになることもあります。
実際の設置環境で対象物を撮影しながら決定しましょう。
またはそれらを含めて経験がある開発会社へ設計・評価を依頼するのが確実です。
カメラIoT時の「画角」を確認しよう
改めて、カメラを使用して定点観測を行うIoTシステムを構築する場合は「画角」が重要
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