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Sigfox端末設置時の注意点

先ず結論からお伝えすると、Sigfoxでデータ収集するシステムの設置時には「電波強度の確認」が重要です。

この記事は自社の商品・サービスにモバイル通信機能の追加を検討されている方に向けて、Sigfoxでデータ収集を行う端末の設置時に考慮するべき「電波強度の確認」とは何か。なぜ重要なのか、具体的にどう確認すればよいのかをお伝えします。

「電波強度の確認」とは

「電波強度の確認」とは利用するSigfoxデバイスとSigfox基地局との間での電波の状況を確認することです。

「電波強度の確認」を行う理由

Sigfoxはエリアが拡大して使える場所が増えてきていますが、通信エリア内でも屋内の奥まった場所などでは通信ができない場合があります。

時前でゲートウェイを設置したり出来ない環境でSigfoxのシステムを構築する場合は実際に利用する環境で「電波強度の確認」を行う必要があります。

「電波強度の確認方法

SIgfoxのネットワーク品質は「LQI(Link Quality)」という指標が定義されています。
具体的にはRSSIの値とデータを受信できる局数によりEXCELLENT、GOOD、AVERAGE、LIMITの4段階で定義されており、アンテナピクト表示でUIが準備されています。

「LQI」はデバイスのメッセージビューで確認できます。
但し、データ送信がまったく出来ない状態では確認する術が無いため、複数回送信してデータのロストが見られる場所には基本的にそのまま設置することは出来ないと考えた方が良いです。

「電波強度の確認」で問題がある場合は、ゲートウェイ等の設置を検討するか、他の方式で代用出来ないか検討しましょう。

またはそれらを含めて端末設計の経験がある開発会社へ設計・評価を依頼するのが確実です。

Sigfoxでデータ収集を行う際には「電波強度の確認」を実施しよう

改めて、Sigfoxでデータ収集するシステムの設置時には「電波強度の確認」が重要

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