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モバイル通信のエリア確認とは

先ず結論からお伝えすると、モバイル通信機器の設置に際して「モバイル通信のエリア確認」は重要です。

この記事は自社の商品・サービスにモバイル通信機能の追加を検討されている方に向けて、モバイル通信における「エリア確認」とは何か。なぜ重要なのか、具体的にどうすればよいのかをお伝えします。

「通信エリア」とは

「通信エリア」とは通信事業者が公衆サービスを提供しているモバイル通信サービスが可能な範囲・場所のことです。

「通信エリア」を確認する理由

モバイル通信機能を搭載した機器によるサービスを行う場合、「通信エリア」の圏外ではデータ通信は行えません。
位置を固定して設置する機器は「通信エリア」内に設置する必要があります。
移動しながら利用される機器、例えばGPSトラッカーのように位置情報を定期送信する機器の場合は圏外でデータ送信ができない場合の挙動も想定した動作仕様を策定する必要があります。

また、通信事業者によっても「通信エリア」のカバー状況が異なります。
5G、4G、セルラーLPWAといった方式によっても「通信エリア」は異なります。

このように「通信エリア」がサービス内容や機器の仕様に関わるため事前に確認する必要があります。

「通信エリア」の確認方法

「通信エリア」は通信事業者が「エリアマップ」という形で通信方式ごとの通信可能範囲を色分けした地図を公開しており、おおよその確認が可能です。

機器の位置を固定して設置する場合は実際の設置予定場所で電波状態を確認するのが確実です。
その際は実際に利用する通信方式で確認する必要があります。
また、現地での通信が不安定な場合は通信機器・モジュールでATコマンドを操作して機器と基地局との通信状態を確認し、場所を変える・ハードウェア・ソフトウェアでの対応など対処可能な方法を検討します。

またはそれらを含めて無線設計の経験がある開発会社へ依頼するのが確実です。

モバイル通信の「通信エリア」を確認しよう

改めて、モバイル通信機器の設置に際して「モバイル通信のエリア確認」は重要

株式会社ジェネタスでは、モジュール製品をアンテナとともに最適化して基板に実装した製品・サービスなども提供しています。
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