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モバイル通信モジュールの初期設定の注意点

先ず結論からお伝えすると、モバイル通信モジュールを初期設定する際には「”RDY”」を確認するのが重要です。

この記事は自社の商品・サービスにモバイル通信機能の追加を検討されている方に向けて、モバイル通信モジュールの初期設定の際に確認すべき「”RDY”」とは何か。なぜ重要なのか、具体的にどう確認すればよいのかをお伝えします。

”RDY”」とは

Quectel Wireless Solutions製の通信モジュールは電源投入後に”RDY”の文字列を送信します。

”RDY”はモジュールの準備が整ったという宣言です。

「”RDY”」を確認する理由

「”RDY”」の確認をトリガーに通信に必要な初期設定を施すようにソフトウェアの実装を行います。
通常「”RDY”」は電源供給時以外は送信されませんが、予期しない原因によってモジュールが再起動した場合にも送信されます。
そのため、常に「”RDY”」を待ち受けて、受信したら初期設定を行う実装をしておく必要があります。

「”RDY”」の確認方法

先ず、常に「”RDY”」を待ち受けて、受信したら初期設定を行う実装をしておきましょう。

電源供給を行いモジュールが起動した時点での「”RDY”」の受信に伴う初期設定動作を確認します。
次に電源断・再供給などを行いモジュールを再起動させた場合の「”RDY”」の受信に伴う初期設定動作を確認します。
様々な要因による再起動の再現方法を試して正常に初期設定動作が行われるか確認しましょう。

またはそれらを含めて端末設計の経験がある開発会社へ設計・評価を依頼するのが確実です。

モバイル通信モジュールを初期設定する際には「”RDY”」を確認しよう

改めて、モバイル通信モジュールを初期設定する際には「”RDY”」を確認するのが重要

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