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モバイル通信端末の「側頭部SAR」とは

先ず結論からお伝えすると、人体頭部近辺で使用するモバイル端末は「側頭部SAR(Head SAR)」を確認することが重要です。

この記事は自社の商品・サービスにモバイル通信機能の追加を検討されている方に向けて、モバイル通信端末の評価で確認すべき「側頭部SAR(Head SAR)」とは何か。なぜ重要なのか、具体的にどう確認すればよいのかをお伝えします。

「側頭部SAR」とは

「SAR」とは「Specific Absorption Rate」の略称で、電磁波エネルギーが人体に吸収される比率の尺度のことです。

「側頭部SAR(Head SAR)」は人体の頭部で使用される携帯電話やスマートフォンのような端末が対象となります。

「側頭部SAR」を確認する理由

側頭部SAR(Head SAR)はモバイル通信端末から発せられる電波が人体頭部に影響を与えないことを確認する目的があります。

具体的な基準は、頭部で電波を受ける単位質量の組織に単位時間(6分間)に吸収されるエネルギー量が、2W/kg以下となっています。
これは電波法の無線設備規則で定められているため、対象端末は基準をクリアさせ電波法の認証を取得する必要があります。

「側頭部SAR」を確認する方法

側頭部SARを確認するにはファントムと呼ばれる人体模型と専用の測定器が必要となります。登録証明機関等で測定・確認を行うことが可能ですので、相談することをおすすめします。

人体頭部近辺で使用するモバイル端末は「側頭部SAR」を確認しよう

改めて、人体頭部近辺で使用するモバイル端末は「側頭部SAR(Head SAR)」を確認するのが重要

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