モバイル通信端末用のダイポールアンテナとは
先ず結論からお伝えすると、性能を重視した外付けアンテナを設置するモバイル通信端末を開発する場合「ダイポールアンテナ」の採用が有効です。
この記事は自社の商品・サービスにモバイル通信機能の追加を検討されている方に向けて、性能を重視した外付けアンテナを設置するモバイル通信端末を開発する際の選択肢となる「ダイポールアンテナ」とは何か。なぜ有効なのか、具体的にどう確認すればよいのかをお伝えします。
「ダイポールアンテナ」とは
｢ダイポールアンテナ｣は1/4波長（λ/ 4）の素子を2本並列に並べて構成されるタイプのアンテナ部品です。
「ダイポールアンテナ」を採用する理由
「ダイポールアンテナ」は「モノポールアンテナ」と違い、アンテナ部分だけで1/4波長（λ/ 4）のグランドを持っている構造のため、接続先のグランド面積の制約を受けません。
例えば、本体の基板や筐体のグランド面積が小さい機器でも安定した特性が得られやすくなります。
アンテナ本体の大きさは大きくなりますが、それが許容される場合は選択肢となります。
「ダイポールアンテナ」の確認方法
採用候補の「ダイポールアンテナ」のデータシートで放射パターンなどの特性を確認しましょう。
また、端末本体から延長されて設置されることが多いため、ケーブル長の指定やケーブル長による損失の条件も設定されています。
採用に際しては充分に仕様を確認することが重要です。
またはそれらを含めて経験がある開発会社へ設計・評価を依頼するのが確実です。
性能重視の外付けアンテナは「ダイポールアンテナ」の採用が有効
改めて、性能を重視した外付けアンテナを設置するモバイル通信端末を開発する場合「ダイポールアンテナ」の採用が有効
株式会社ジェネタスでは、モジュール製品をアンテナとともに最適化して基板に実装した製品・サービスなども提供しています。
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