カメラIoTで物体検出を行う際の注意点
先ず結論からお伝えすると、カメラを使用して撮影した画像をマイコンによるエッジ処理で物体検出を行うIoTシステムを構築する場合は「反射」を考慮することが重要です。
この記事は自社の商品・サービスにIoT機能の追加を検討されている方に向けて、カメラを利用したIoTシステムを構築する時に確認すべき「反射」とは何か。なぜ重要なのか、具体的にどう確認すればよいのかをお伝えします。
「反射」とは
「反射」とは、光が物にあたってはねかえることです。
「反射」は表面が滑らかで鏡のようなところに光があたるとおきやすいです。
「反射」を確認する理由
IoTカメラデバイスでエッジ処理による物体検出を行うには、物がない状態と物がある状態を見分ける必要があります。
物体検出の方法として、二値化処理を行う場合に「反射」の量・面積が大きいと白い物体のように認識してしまい、誤判定の原因となります。
「反射」の確認方法
撮影時に照明を当てている場合は、「反射」が起こりにくいように照明の量を調整しましょう。
反射の度合いが安定させられたら、二値化のしきい値を調整してご認識が起こりにくい状態へ調整しましょう。
日光などの外的要因の影響で反射が起こる場合は必要に応じて照明を調整したり、撮影する画角に反射しにくい素材のものを下に敷くなどの対策を行いましょう。
またはそれらを含めて経験がある開発会社へ設計・評価を依頼するのが確実です。
カメラIoTの物体検出では「反射」を確認しよう
改めて、カメラを使用して撮影した画像をマイコンによるエッジ処理で物体検出を行うIoTシステムを構築する場合は「反射」を考慮することが重要
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