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Sigfoxによるデータ収集のポイント

先ず結論からお伝えすると、Sigfoxでデータ収集するシステムの構築時には送受信する「データ形式の設計」が重要です。

この記事は自社の商品・サービスにモバイル通信機能の追加を検討されている方に向けて、Sigfoxでデータ収集を行う際に考慮するべき「データ形式の設計」とは何か。なぜ重要なのか、具体的にどう確認すればよいのかをお伝えします。

「データ形式の設計」とは

「データ形式」とは収集したデータを定めた配列に従って揃えて送受信することで送信側と受信側でデータの意味合い、解釈を同一に扱うことを可能とすることです。
「データフォーマット」ともいいます。

送受信を行うデータの単位あたりの意味を定義付けて定めるのが「データ形式の設計」です。

「データ形式の設計」を行う理由

Sigfoxは最大送信データサイズが12バイト、最大受信データサイズが8バイトとなっており、文字を送るには充分ではありません。

そこでバイナリ形式を使用してビット単位でデータを取り扱うことで最大送信サイズを96ビット、最大受信サイズを64ビットとして取扱います。
ビットあたりにデータの定義付けを行うことで少ないデータサイズでも様々なデータとして扱うことが可能となります。

「データ形式の設計」方法

「データ形式の設計」は先ずシステムとして取り扱うべき情報の定義を行うことからはじめます。
温度や湿度、加速度など実際の値が必要な場合やしきい値の上下などシステムに固有の必要な情報を整理します。
格納するべきデータが整理されたら、データの先頭にデータの種類を定義するビット領域を設け、それ以降のデータが先頭で定義されたデータの種類に応じた別のデータを設定していきます。
できるだけ少ないデータ領域におさまるように「データ形式の設計」を行いましょう。

またはそれらを含めて端末設計の経験がある開発会社へ設計・評価を依頼するのが確実です。

Sigfoxでデータ収集を行う際には「データ形式の設計」を考慮しよう

改めて、Sigfoxでデータ収集するシステムの構築時には送受信する「データ形式の設計」が重要

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